使わなくなってしまった空き家は、活用方法が難しく放置されることも多いのです。
しかし、空き家を放置するとさまざまな危険性があることをご存知でしょうか。
今回は、空き家を放置することの危険性とそれに対する対策特別措置法についてご紹介します。
また、北九州市戸畑区の空き家の割合についても合わせてご紹介しますので、現在北九州市に住んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
放置された空き家の危険性と対策特別措置法
放置された空き家にはさまざまな危険性があります。
まずはどのような危険性があるのか、加えて空き家に対する対策特別措置法についてご紹介していきたいと思います。
<放置された空き家の危険性とは?>
空き家を放置したままにしておくと、さまざまな危険性があります。
建物の老朽化による家屋の倒壊はもちろんのこと、野良猫や害虫が住み着き、周囲に迷惑をかける可能性もあります。
また、放置された空き家により街の景観が崩れてしまうということもあります。
少々極端な話ですが、空き家が放置されていることにより、不審者が侵入したり放火事件が起きたりするなど街全体の治安にも大きく影響するのです。
空き家を放置することは何よりも、周囲に迷惑をかけることになるということを覚えておきましょう。
<対策特別措置法とは>
このように、さまざまな危険性がある空き家に対して、国が制定した法律があります。
それが「対策特別措置法」。
これは、空き家が放置されてしまうことはもちろん、そもそも空き家が増えてしまうことを防ぐために作られたものです。
これにより、空き家の所有者を把握したり、実際に空き家に立ち入り調査を行ったりするといった対処方法を円滑に行うことができます。
危険性の高い放置された空き家の割合は?北九州市戸畑区の空き家率も
放置された空き家は危険性が高く、そのままにしておくと事故に発展しかねません。
全国的にはどのくらい空き家があるのでしょうか。
あわせて、北九州市戸畑区の空き家率も合わせてご紹介します。
<全国平均・北九州市戸畑区の空き家率>
全国平均の空き家率は、平成30年のデータで13.6%と過去最高の割合をたたき出しています。
昭和30年から減ることなく年々増加し続けているのが現状です。
ちなみに、北九州市戸畑区の空き家率は14.3%となっています。
この事態を解消すべく、北九州市では空き家を減らすための対策を立てています。
<北九州市戸畑区の老朽空き家等除却促進事業>
それがこちらの「老朽空き家等除却促進事業」
昭和56年5月以前に建築された危険性の高い家屋において、除却に必要な費用の一部を補助してもらうことのできる制度です。
令和元年の受付はすでに終了してしまっていますが、行政も補助を行っているため、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
空き家は放置しておくと様々な危険性があります。
法律で空き家を減らすための対策を打ち立ててはいるものの、年々増えていく空き家を制御しきれていないのが現状です。
北九州市戸畑区に住む方は、老朽空き家等除却促進事業について是非チェックしてみてください。
私たち株式会社不動産すまラボでは、不動産に関するご質問を受け付けております。
土地建物の売却でお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。