一戸建てを売却する理由はさまざまですが、高い価格でなるべく早く売りたいという方がほとんどでしょう。
希望の額で一戸建てを売却したい場合、ベストなタイミングを見極めなければなりません。
今回は一戸建て売却を検討されている方に向けて、季節や築年数などのベストなタイミングを理由とともにご紹介します。
一戸建てを売却するならベストなタイミングはいつ?おすすめの季節
一戸建てを売却する、ベストな季節はあるのでしょうか。
実は一年のうちに、一戸建てを売却しやすいタイミングは2回訪れます。
物件の売買は、年間を通じて人口が移動する春先(2〜3月)、と秋(9月〜11月)に集中しています。
このようないわゆる引越しシーズンは、物件を探す人が増え不動産市場が活性化するので売却がしやすい時期になります。
特に2月~3月は新学期前や異動の内示が出る時期でもあることから、購入の決断を迫られるので一戸建てが売れやすいタイミングと言えるでしょう。
期限内に購入を決断しなくてはいけないことが後押しとなって、高く売りたいという希望も叶えやすいかもしれません。
ですから、不動産の繁忙期に入る前の12月や8月あたりに売却の準備をしておくとスムーズでしょう。
また、一戸建ての売却には平均2〜3ヶ月かかると言われています。
売却にかかる期間を考慮して、余裕を持って売却の計画を立てましょう。
一戸建て売却のベストタイミングとは?
一戸建てを売却する場合に、どの築年数で売るのがベストなのでしょう。
基本的に一戸建ての場合は、築15年を経過すると設備や外構などにメンテナンスが必要になってくるため、市場価値が急落してしまいます。
そのため、築年数15年までが売りやすいタイミングと言えます。
また、売却する場合は売却で得られた利益に課税がされるので、その点も注意しなければなりません。
売却額から売却費用などを差し引いた譲渡所得に税金がかかりますが、税率は築年数によって異なります。
築年数が5年以下の場合は短期譲渡所得が適用されるので、所得税が30パーセント、住民税が9%になります。
しかし、5年を越えると所得税が15パーセント、住民税が5%と約半分になり、10年を越えるとさらに税率が下がります。
特別控除も適用されるので、そこまで5年のラインを気にし過ぎる必要はありませんが、築年数が6年以上経っていたほうが税制上は有利です。
不動産の市場価値と税制度を考慮すると、築年数6年〜15年の場合により高く一戸建てを売却することができるといえるでしょう。
まとめ
今回は一戸建て売却を検討されている方に向けて、季節や築年数などのベストなタイミングを理由とともにご紹介しました。
一般的に住宅を売却しやすい時期は春と秋で、築年数は6年〜15年です。
紹介した以外に、景気や住宅購入に関する税制度・優遇制度なども関係してきますので、世の中の動向にはアンテナを立てておきましょう。
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